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チョコレートのれきし
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インディアスたちは
はじめはスペイン人たちを歓迎した

なぜならば
かつて
テスカトリポカ(ジャガーの神)にはめられて
東の海へ消えて行った
ケツァルコアトル(ククルカン)が
帰って来たのだと思ったのだ

彼らは珍しいものをもっていたし
ケツァルコアトルは白い肌をしていたし
「セーアカトル(一の葦の年)」
に、彼は帰ってくるという
言い伝えで
その年は迫っていた

スペイン人に殺される人の中でも
その言い伝えを
信じるものがいた

コルテス
彼は
蛇の神
ケツァルコアトル(ククルカン)の
生まれ変わりなのだと

たたかうまえから
勝負は決まっていたのかもしれない

行儀の悪いスペインのごろつきどもは
インディアスのよめさんたちにおそいかかり
てごめにしたあげく
インディアスの逆襲にあう
憎しみは憎しみのチェインを呼び
村ごとすべて、焼き払われ
犬がインディアスにおそいかかり
天然痘も猛威をふるい
アステカ文明は
地球上から無くなった
のこったのはわずかな生き残り

広い熱帯の土地だ

「そこへ」
やってきたのは、不幸にみそをぬって
やいたような
アフリカの
どれいたちだった

「アフリカのドレイにも甲乙がありましてな」*1
「ホラ捨てろみたいな?」
「フォラステロね。(だじゃれはしんようとおとすぞ!)

これらはスペイン語でカスタ(種)と呼ばれている
ギネア種には
ヘローフェ、ベルベシー、ビアファラと呼ばれるカスタがあり
16世紀の前半の奴隷のたいはんはここから供給された
16世紀末には、奴隷の枯渇からか、少し南
シエラ・レーネ産のカスタ
これにはサペ族、ミナ族が輸出された
16世紀末から17世紀にかけては、更に南にいって
サントメ・カスタ、ノボ・カスタ、テラノバ・カスタ、コンゴカスタが
どれいさんぎょうのはながたとなった
中でもサントメは重要などれいのきょうきゅうげんだったが
オランダに占領されてからはさらに南へ
アンゴラ・カスタ、マンマンゴ、ロアンダ、ベンゲーラと呼ばれるカスタも
この地方からとれた」
「とれた?」
「ウン、奴隷というのは、アフリカの王国に昔からいた役割だが
そんなに数がいるわけじゃないから、後半になると奴隷は狩りでとったそうだ。
あと、数は少ないが中国人のどれいはチーノといった、もちろん日本人がそこにいれば
チーノと呼ばれただろうみわけなんかつかなから」
「なんにんぐらい?」
「数にこだわるね。しかし、実際良くわかっていないんだ、ほとんどが
犯罪行為だからね、ほぼ黙認の
しかしある本によると、海で死んだり、狩りでころされたりというのも
ふくめて、全部で一億人と計算したものがあった」
「いちおくにん」
「記録に残ってないから、なんともいえないんだよね、でもまあ数百万人
というのは確実。
アフリカ人は、とても良く働いて
あたまもいいから
ひっぱりだこだった
かのラスカサス
「インディアスの破壊についての簡潔な報告」
であれほどインディアスを擁護したひとでさえ
始めはあんまり便利だから
アフリカ人どれいを送ってくれっていってたぐらい
だいたい1年こきつかえば
もとがとれたそうだ
でも丈夫だから
15年はもったそうだ」

チョコレートの豆の品質は
クリオロ種、フォラステロ種
だったが
どれいたちの品質は
パルメーオとカリンバによってしめされた
パルメーオは、どれいがどれい一人分にたる条件

身長は170センチ以上、じょうぶな体である事
がじょうけんで
カリンバはそのドレイがパルメーオをみたしているという
こと
そして「合法的な」とりひきによって得られたどれい
であることを示す烙印のことである
カリンバはどれいたちの太もも、背中、むねなどに
焼き印した
もちろん
ちょっとやそっとじゃ品質の
ほしょうが
消えないように

どれいたちには、細かい属性がつく
まず
年齢、7歳までを
ムレキージョ
11歳までが
ムレーケ
16歳までを
ムレコーンとよんだ

スペイン語をしらない「未処理」のどれいを
ボサール
スペイン語をおぼえた「教育された」どれいを
ラディーノ
「現地産」の
クリオージョ
もちろん、教育されてないものより
教育されたもののほうが、高く売れる
スターウォーズ
今ではエピソードIVと呼ばれる砂漠のタトゥイーンの
シーンで、C3POとR2D2は売られているが
あんな感じを
アフリカ人に適用したと
思えば良いのか
映画は教師であるとは
故淀川長治先生の言葉である

どれいのねだん アステカでは、カカオ豆で10粒ぶん
そうそう
カカオは、食べ物であると同時に
アステカでは通貨の役割をしていた
年貢米(ねんぐまい)
みたいなものとおもえばよい
価値は
200粒で1ドル
ちなみにカカワトル一杯で
50粒のカカオを消費する
これは丁度、大きめのカカオポッド
一個分だ
ポッド一つで
どれいが5人 

アステカの巨大都市
テノチティトラン(Tenochtitlan)
を統治した
モクテソマ王は、日に50杯のんだ
ということはこれはどれい250人ぶんの
生き血をのむのと同じ事だったが
スペイン人はアステカのどれいたちは
「はたらかない」といってきらった
そこで、アフリカの奴隷

スペイン人は、アフリカの奴隷のとりこ(奴隷)
になった

これらどれいのなかで
きらわれたのは欠陥品(タチャニ)と呼ばれるもの
たちで、多くはいわゆるマエモチ
クリミナルレコード(前科)をもつ
罪人である
これはシマローンと呼ばれ
バイヤーから忌み嫌われた
あるいは逃亡したものをシマロナーヘと呼び
浮浪者となったものをバガブンターとよんだ
多くのバガブンターは、徒党を組んで、盗賊になったりもしたが
そんなものたちばかりではない

インディオのいのちも、粗末に扱われたが
アフリカ人の場合にもこれにあてはまる
一説によると
窮屈な船の中で
三分の一のどれいはしんだ
それでも、どれいしょうにんのこころはいたまない
なぜなら、それでも、十分にペイする商売だからだ
どれいのねだんが
もしものすごく高いものだったら
どれいしょうにんは
もっと
どれいたちをしんせつにあつかっただろう
これは
間違いないだろう

しかし、なぜこのようなことが
可能になったのか
まず、アメリカから大量の金がヨーロッパ
ヨーロッパからアフリカへは
拳銃 拳銃をつかってアフリカから
アメリカへどれい
このような基本的なサイクルの中に
砂糖、カカオなどの貿易も含まれ
インドの茶の生産がととのったころに
錬金の秘術の集大成ともいわれる
あるいはカソリックの、教義の中枢をなすかたち
黄金の三角形がかたちづくられる
「それが、三角貿易だ」
といって、
おとうさんパパであるところの
ともだちは、三つの○を三角形でむすんだ
むすんだあたり
こっからいっきにオリエンタルでの「紅茶大戦争」
及び「呉服大戦」にはなしがつながるところ
で、次女が
「つまんない」
といったわけだ。

次女よ
きみはただしい
こんな歴史、あるいは隠語のようなスペイン語が
後世に
何の役にたつものか こんなふこうを
ならべたてて
何が面白いものか!
次女よ
きみの不愉快は
わたしにはわかる

わたしがもし見知らぬはくじんにパブでよびとめられて
なにもしらないあおいひとみが
「ねえ、君の先祖ってチーノ?」
と聞かれたとしたら
そいつがなにもしらないとはいえ
ブチぎれて、そいつのあたまをモップで
スイカのように割り
そこらへんのねんりょうをぶちまけて
そいつのからだにに火をつけてしまうだろう*2

エーメン

ペンが剣よりつよい
というのは
こういうことだ

舌からはつるぎ
胸にはなみだの川
ペンは剣よりも強し(The pen is mighter than the sword)
しかし、それは、現実のつるぎで
しかえしされることを覚悟したほうがよい
無知は
白無垢(シロムク)は
ここでは純粋さをあらわすのではなく
愚鈍さ
=罪をあらわ
すのだから

モンマルトル作「インカ帝国の滅亡」に*3
インディオをころしにころした残酷なカソリック教徒
スペイン人 ダビラ。そのダビラの無垢な息子が
同じカソリック、ラスカサスの保護下にある
インディオの集落につかまる
というシーンがある
おとうとやいもうと
兄や姉
父や母
そして、息子や娘 家族
をころした男の息子が
すぐ目の前にいるのだ!
あるいは
アンソニーバージェス「時計仕掛けのオレンジ」*4で
昔強姦に入った家に、改造後のアレックスは
何も知らないでかくまってもらうことになる
つまをごうかんし 死に至らしめた
あいてが一つ屋根の下にいる!

カソリックは、このようなときにも
落ち着いたものごしで
語る言葉を持つ
一方の手にはつるぎ
もう片方には言葉
モンマルトルのラスカサスは
首の皮一枚でつながれているような
ダビラの息子に言う

「ところで、
君が陥っているこ
の惨めな状況から
ぜひとも学んでもらいたい
教訓がある。
偉大な役にたつ教えだ。
すなわち
強者の権利は卑劣な権利であること
インディオの側が今度はその権利を行使し
仕返しを行うとしたら
あの残酷なダビラの息子はとしては
いかなる責め苦をも覚悟しなければならないこと
人間は本来弱い存在であること
君の立場に置かれれば、誰でもびくびくしおそれおののくこと
不幸と背中合わせに生きるにんげんが
慢心に陥る事は狂気の極みである事
いつ立場が逆転するか分からぬ人生で
情け容赦なくふるまう人間は
たちが悪いばかりか浅はかであること。
いいか、これが
教訓だ」(マンモルテル インカ帝国の滅亡 第14章)

しかし、ともだちのかかえるちしき、じょうほうが
この教訓に到達するのはいつごろだろう
わたしはめをつむる ゆびおりかぞえる
たとえばそれが
2月14日
バレンタインデー
までに間に合うというのか

とりあえず、ホワイトボードに図を書
きはじめたともだちをみて
次女は、まるで悲惨な、むしでもわいたような
まゆげのかたちをのこしながら
「それが、どうしたの?(So what?)」
と答えた。

「ウム、
だからそ
の、チョコレートはこのような多大なギセイのもとにだね」
「まンなイ」
「なんだって?」
「つまんないっていったんだよ」
ともだちのかおは、いつもよりつちけがまして、
なんどかまばたきをして、フウフウいいながら
けんめいにはなしをし
「つまんないってったってね、つまんないったってね
フウ、それが
真実(しんじつ)、というものは面白
いだとか
つまらないだとか、そういう、なまやさしい(生易しい)もんじ
ゃないんだよチョ
コレートでもなんで
もだ
次女。
ぼくたちは
その事実に少し
でもち
かづいてだね、これが
真実か
というぎ
りぎりのセン
でもって。。。。。」

これが真実かというギリギリの線
長女がアーといいながら
それを制し
た、
「アー、ダー
次女のいうとおりだ。
確かに
あんたの話は
そこはかとなくだが
つまらない
まずまわりくどいし
そんなもってまわった言い方しても
誰も聞かない
でもって
あんた
それで十分じゃないか」

「しかし、しかし、しかし。。。」
真実、情報、錯綜するいろいろなもの
まやかし、チョコレート、まやかし
どれい、しんじつ
しんじつのどれい フウフウ
チアノーゼ 「そうだ、つまんない
つまんない バカ」

「ん?なんか、さっきから棒読みだな、君ら、
それ紙読んで言ってないか。。。言わされてないか?」
「おとうさんの、朴念仁。ロボトミー!」
「お、おいおい。。。」
「台所しらず、偽悪者、左翼くずれ、右翼あがり」
「おいおい」
「うるさい、おとうさんの○○○○○!(思う所あれば好きな言葉をいれよう)」
「う、あ、、、ヒック。。」
ともだちは
それをきき ショックで
ひきつけをおこし
泡をふいて
ななめに
たおれた

つづく

*1 「ラテンアメリカと奴隷制」R.メジャフェ
*2 「フードゥームーンの下で」マックレベナック(ドクタージョン)
*3 「インカ帝国の滅亡」マンモルテル
*4 「時計仕掛けのオレンジ」アンソニーバージェス
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